パリの蚤の市について


私は彩色写真が好きで、載っている本を買ったりネットで見たりブログを作ったりしている割に実物はあまり持っていなかった。これだというものに出会えていなかった。パリの蚤の市ではかわいいと思えるものが見つかる確率が日本よりはるかに高かった。

ヴァンヴの蚤の市では、ある一軒で主人が常連と賑やかにおしゃべりしている横で、かなり粘って黙々とポストカードを見ていた。箱の上を犬がちょろちょろ歩く。やけに熱心な外国人だから安くしてくれたのか元々そうなのか知らないが1枚1ユーロだった。「C'est très beau!(とても美しい)」と声をかけ、気に入ってくれたのか2枚おまけしてくれた。ヴァンヴのもう一軒、1枚2ユーロの店もよさそうだったが、他にも行きたいところがあったので全部は見なかった。

クリニャンクールのマルシェ・ドフィーヌにもポストカードがあった。今回は初めてだったので色々見て回りたかったが、ポストカードだけに集中して金と時間を使うのもいいと思った。

ものによっては消印がはっきりしていないものもあるが、実物を見ると年代が特定できる。上のものは1907年のもの。買ったものは大体1905年から10年前後で、1920年のものもある。

(2010.6.10.)

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Du 22 Septembre, 2011